生理痛を緩和する方法

生理痛に効くツボ

東洋医学においては、「ツボ」が重要視されています。ツボは、“気”が通りやすい所なので、気の巡りが悪くなると、さまざまなトラブルが現れると言われています。そのため、ツボを刺激することで、気の流れを良くし、その症状を改善させるのです。それでは、生理痛に効果的なツボを紹介します。基本的には、指でツボを押すのが最も良いですが、市販されている「お灸」などを利用しても良いでしょう。また、入浴後など体が温まった状態に行うと効果的ですし、できれば毎日続けるようにしましょう。

 

体力的に疲れを感じる時は、気の“熱”が強力に出ているので、気を冷ます力が低下しています。そうなると、血液循環に悪影響を与えてしまいます。そのため、気を冷ますツボを刺激して、生理痛を緩和させましょう。

 

「腎喩(じんゆ)」というツボを、親指で優しく押しましょう。このツボはウエストの高さに位置し、背骨から外側へ指2本分移動させたところにあります。

 

「照海(しょうかい)」は、くるぶしから下へ指1本分下がったところにあります。この部分を押してみると、少し痛みを感じると思います。親指で、くるぶしの骨の方向へ押しましょう。

 

「関元(かんげん)」は、へそから下へ指4本分下がったところに位置します。優しくマッサージしながら押しましょう。

 

「足三里(あしさんり)」は、向こう脛の外側にあり、膝から下へ約10cmのところに位置します。その部分を軽く押すと、少ししびれを感じると思います。そこを親指で、ぐりぐりと柔らかくなるように押しましょう。