生理痛を緩和する方法

「生理痛」とは?

「生理痛」とは、生理の前や生理中、生理が終わってから起こる、さまざまな不快症状のことです。この原因は、精神的なもの、病気によるもの、出血困難によるもの、ホルモンによるものがあります。

 

精神的なものは、「また生理痛が襲ってくるのか・・・」と身構えて、それがストレスになることが原因です。仕事などのストレスや、生活の乱れなどが、生理痛を悪化させる場合があるのです。次の生理がいつかを把握しておくのは大事なことですが、痛みの訪れまで待つのは良くありません。「生理=痛み」と恐れていると、さらに痛みを招くことにもなるのです。このような人は、生理日が近づいてきても、なるべく生理のことは考えないようにし、生理が始まっても痛みのことを気にし過ぎないようにしましょう。そうしないと、生理が終了するまで、ずっと暗い気持ちになって、より強い生理痛を起こしてしまいます。

 

なんらかの病気が原因で、辛い生理痛が起こる場合もあります。その多くが、「子宮内膜症」と「子宮筋腫」です。子宮内膜症の場合は、年々痛みが強くなりますが、出産を経験すると症状が軽減されることがあります。子宮筋腫は、痛みが激しく、出血量も多くなります。

 

初潮を迎えたばかり女の子や、出産経験のない女性は、生理の時に血をスムーズに出せないことがあります。これは、子宮頚管がまだ細いので、体外へ内膜を排出させるときに強い痛みを伴います。これは、出産をすると改善されることが多いです。

 

体外へ内膜を排出する際に、子宮収縮ホルモンが分泌されます。このホルモンの量が増すと、子宮の収縮も強くなるので、さらに痛みが激しくなります。このホルモンが過剰に分泌することによって、生理痛が起こるのです。